- HOME
- 胃内視鏡検査
胃内視鏡検査
経鼻内視鏡検査
検査の対象になる方
内視鏡写真
(上:経口内視鏡 下:経鼻内視鏡)
経鼻内視鏡検査(鼻からの内視鏡)は、上部消化管(食道・胃・十二指腸)の検査の必要がある場合に行います。
上部消化管の症状としては、胸焼け・心窩部痛(空腹時・食後など)・吐き気・食後の不快感などになります。このような症状があったり、バリウムによる胃検診の後の精密検査などの場合に内視鏡検査を行います。
経鼻内視鏡検査は咽頭反射などの内視鏡検査を敬遠されがちな反射が経口内視鏡(口からの内視鏡)よりも少なく、初めての方でも比較的楽に検査が受けられる事が特徴です。
しかし、ポリープ切除や悪性病変の観察・治療などの処置や特殊な場合には、経鼻内視鏡検査では対応できませんので、経口内視鏡検査になります。検査の前に、十分に説明させていただき、同意をいただければ検査を行います。
麻酔の方法
経鼻内視鏡検査に限らず、内視鏡検査では検査前の麻酔が重要です。患者さまがスムーズに検査を受けていただけるかどうかにおいて、麻酔の役割は大きいと思います。
当院では、検査室に入っていただきまず胃の中をきれいにする液体を内服していただきます。その後、鼻腔粘膜の腫れや充血をとるスプレータイプの前投薬を検査側の鼻に投与します。
その後、麻酔液を塗った細くて柔らかいチューブを鼻から挿入します。この処置を3段階に分けて行い、徐々に太いチューブで麻酔をかけて内視鏡の通過状況をよくしてから、検査を開始いたします。
検査時の方法
担当看護師の誘導のもと、検査台に左側臥位(左下)になっていただきます。医師がゆっくりと説明しながら、検査進行していきます。麻酔のかかった鼻より内視鏡をゆっくり挿入していきますが、患者さまの前面にモニターがありますので、余裕があればご覧いただきながら検査を進めていきます。
苦手な方は、目を閉じられたまま検査を行う場合もありますが、患者さまのお好きなようにしていただきます。鼻腔を通過し、食道・十二指腸・胃の観察をしていきます。精密検査が必要な病変があった場合、青色の色素を散布して観察したり、組織を採取して顕微鏡での観察を行う場合があります。
特に処置などなければ、検査時間は5分程度で終了します。検査中も経口内視鏡と異なり、会話ができますので気になる事があれば医師に伝える事ができます。
当院での内視鏡検査の特徴
当院では、患者さまの要望にできるだけお答えしたいと考えています。以前の内視鏡検査での困った事や、不安など何なりとご相談ください。できる限りの対応をさせていただきます。
また、仕事の関係で午前中はなかなか来られないような方にも検査提供をしたいと考えています。
内視鏡検査は、当院では午前・午後両方の診察の時間帯にも検査を行っております。お食事に関しての注意として、朝食は軽く食べていただき昼食を絶食にしていただければ、午後でも検査の対応をいたしますので、ご希望の方はご相談ください。
経口内視鏡検査
経口内視鏡検査について
経口内視鏡は、口から内視鏡を挿入する方法です。経口内視鏡の場合舌のつけ根に内視鏡があたると嘔吐反射の原因となります。ご希望により鎮静剤を少量使用いたしますが、検査後は約2時間の安静と、まれに薬の副作用がみられることもあります。
経口内視鏡の特徴は経鼻内視鏡と比べると高画質なため、病変部分をより鮮明に見られることができます。また、検査と同時に、ポリープ切除や細胞採取などの処置が行えます。
当院では経口内視鏡より細く、より高画質な内視鏡を使用しております。